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Md Recovery Kit 管理ガイド

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SteelEye Protection Suite for Linux v8.1.2 Software RAID (md) Recovery Kit v8.1.2 管 理 ガイド 2013年 4月 This document and the information herein is the property of SIOS Technology Corp. (previously known as SteelEyeR Technology, Inc.) and all unauthorized use and reproduction is prohibited. SIOS Technology Corp. makes no warranties with respect to the contents of this document and reserves the right to revise this publication and make changes to the products described herein without prior notification. It is the policy of SIOS Technology Corp. to improve products as new technology, components and software become available. SIOS Technology Corp., therefore, reserves the right to change specifications without prior notice. LifeKeeper, SteelEye and SteelEye DataKeeper are registered trademarks of SIOS Technology Corp. Other brand and product names used herein are for identification purposes only and may be trademarks of their respective companies. To maintain the quality of our publications, we welcome your comments on the accuracy, clarity, organization, and value of this document. Address correspondence to: [email protected] Copyright c 2013 By SIOS Technology Corp. San Mateo, CA U.S.A. All rights reserved 目次 Chapter 1: はじめに 1 Software RAID (md) Recovery Kit ド キュメンテーション 1 ド キュメント の内 容 1 ド キュメンテーションとリファレンス 1 Chapter 2: 要件 3 ハード ウェア要 件 3 ソフト ウェア要 件 3 Chapter 3: 概要 5 Software RAID (md) による処 理 5 LifeKeeper for Linux Software RAID (md) Recovery Kit 7 Software RAID Recovery Kit の注 意 事 項 と制 約 事 項 8 起 動 中 の仮 想 デバイスのアクティベート 8 パーシステント スーパーブロック 8 HOMEHOST 8 Homehost セット を使 用 せずに MD デバイスを再 作 成 する 9 RAID レベルのサポート 9 スペアのサポート 9 Raw I/O および全 ディスクのサポート 9 仮 想 デバイスのパーティショニング 9 MD_ASSEMBLE_OPTIONS 9 Chapter 4: ベスト プラクティス 11 ターミナルリソース 11 MD デバイス番 号 11 すべての MD デバイスの In Service 化 11 Chapter 5: ト ラブルシューティング 13 Table of Contents i エラーメッセージ 13 Software RAID Recovery Kit のエラーメッセージ Table of Contents ii 13 Chapter 1: はじめに Software RAID (md) Recovery Kit ドキュメンテーション SteelEye Protection Suite (SPS) for Linux Software RAID (md) Recovery Kit は、他 の LifeKeeper リカバリキッ ト に、ソフト ウェア RAID サポート を提 供 します。これにより、LifeKeeper で保 護 されたアプリケーションは、低 コス ト なデータ冗 長 性 、SAN を介 したデータレプリケーション、およびスト レージ管 理 の簡 略 化 といった、ソフト ウェア RAID のメリット を活 用 できます。 Software RAID Recovery Kit は、単 体 で使 用 されることがなく、他 の LifeKeeper リソースに依 存 して使 われる 点 で、他 のほとんどの LifeKeeper リカバリキット と異 なります。そのため、LifeKeeper リカバリキット に通 常 付 随 す る多 くの作 業 (階 層 の作 成 など) は、Software RAID Recovery Kit に直 接 該 当 しません。 ドキュメント の内 容 このガイド では次 の事 項 について説 明 します。 l l l l l ド キュメンテーションとリファレンス。関 連 する LifeKeeper for Linux のド キュメント と、その入 手 場 所 、Linux Software RAID 製 品 に関 する多 数 の役 立 つド キュメント の参 照 情 報 の一 覧 を記 載 します。 要 件 。Software RAID Recovery Kit を適 切 に設 定 、インスト ール、運 用 する上 で必 要 なハード ウェアと ソフト ウェアを説 明 します。LifeKeeper for Linux ソフト ウェアをインスト ールまたはアンインスト ールする方 法 の詳 細 については、SPS for Linux インスト ールガイド を参 照 してください。 概 要 。Software RAID Recovery Kit と対 応 するリソースタイプの概 要 を説 明 します。 LifeKeeper Software RAID 階 層 の作 成 と管 理 。LifeKeeper による Software RAID Recovery Kit の管 理 作 業 の詳 細 を説 明 します。 ト ラブルシューティング。情 報 メッセージとエラーメッセージ、および推 奨 される対 処 方 法 の一 覧 を示 しま す。 ドキュメンテーションとリファレンス 以 下 の SPS 製 品 ド キュメンテーションは、SIOS Technology Corp. の Web サイト から入 手 できます。 l SPS for Linux リリースノート l SPS for Linux テクニカルド キュメンテーション l Optional Recovery Kit ド キュメンテーション このド キュメンテーション、およびオプションの LifeKeeper Recovery Kit 関 連 のド キュメンテーションは、次 に示 す SIOS Technology Corp の Web サイト から入 手 できます。 SteelEye Protection Suite for Linux v8.1.2 管 理 ガイド Page 1 ド キュメンテーションとリファレンス http://docs.us.sios.com/ Linux Software RAID に関 する情 報 については、md(4) および mdadm(8) のマニュアルの内 容 と、HowTo (Jakob Østergaard および Emilio Bueso、管 理 人 、URL: www.unthought.net/Software-RAID.HOWTO) を参 照 してください。 SteelEye Protection Suite for Linux v8.1.2 管 理 ガイド Page 2 Chapter 2: 要件 LifeKeeper for Linux Software RAID (md) Recovery Kit をインスト ールする前 に、LifeKeeper の設 定 が次 の要 件 を満 たしている必 要 があります。お使 いの LifeKeeper ハード ウェアおよびソフト ウェアの設 定 に関 する具 体 的 な手 順 については、SPS for Linux インスト ールガイド を参 照 してください。 ハードウェア要 件 l l サーバ。このリカバリキット を使 用 するには、SIOS テクニカルド キュメンテーションサイト (http://docs.us.sios.com/) にある SPS for リリースノート および SPS for Linux インスト ールガイド に記 載 の要 件 に従 って設 定 されたコンピュータが 2 台 以 上 必 要 です。 データスト レージ。Software RAID Recovery Kit は、共 有 スト レージと併 用 できます。Network Attached Storage (NAS) と合 わせて使 用 することはできません。その他 、RAID デバイス上 のアプリケーションを保 護 しているリカバリキット の要 件 を超 えるような、スト レージ設 定 に関 する特 別 な要 件 はありません。 ソフト ウェア要 件 l l l l オペレーティングシステム。Linux Software RAID 製 品 は、すべての主 要 Linux ディスト リビューションに含 まれています。サポート されているディスト リビューションとバージョンについては、SPS for Linux リリースノー ト を参 照 してください。 mdadm(8) ユーティリティ。リカバリキット をインスト ールするには、mdadm rpm パッケージがインスト ールされ ている必 要 があります。サポート される mdadm のバージョンは、Linux ディスト リビューションで提 供 される バージョンです。 LifeKeeper ソフト ウェア。各 サーバに同 一 のバージョンの LifeKeeper Core ソフト ウェア、Software RAID Recovery Kit を含 む任 意 のリカバリキット 、およびパッチをインスト ールする必 要 があります。具 体 的 な LifeKeeper の要 件 については、SPS for Linux リリースノート を参 照 してください。 LifeKeeper for Linux Software RAID (md) Recovery Kit。Software RAID Recovery Kit は、SPS イ ンスト ールイメージファイル (sps.img) で提 供 されます。これは、Red Hat Package Manager (rpm) を使 用 してパッケージ、インスト ール、およびアンインスト ールします。steeleye-lkMD という rpm ファイルが SPS イ ンスト ールイメージファイル (sps.img) で提 供 されます。 パッケージのインスト ール中 、サポート 対 象 バージョンの LifeKeeper Core パッケージと mdadm パッケージの両 方 が、Software RAID Recovery Kit をインスト ールするシステム上 にあることの確 認 が行 われます。これらのパッケー ジに要 求 されるバージョンについては、SPS for Linux リリースノート を参 照 してください。 LifeKeeper Core ソフト ウェアおよび Software RAID Recovery Kit をインスト ールまたはアンインスト ールする方 法 の詳 細 については、SPS for Linux インスト ールガイド を参 照 してください。 SteelEye Protection Suite for Linux v8.1.2 管 理 ガイド Page 3 ソフト ウェア要 件 Software RAID Recovery Kit は、md を使 用 した Software RAID により LifeKeeper で保 護 するディスクリソース を管 理 するクラスタ内 の各 サーバ上 にインスト ールする必 要 があります。 Software RAID Recovery Kit は、RAID デバイス上 に配 置 されるアプリケーションの階 層 を作 成 および拡 張 する 前 に行 うインスト ールする必 要 があります。 SteelEye Protection Suite for Linux v8.1.2 管 理 ガイド Page 4 Chapter 3: 概要 Software RAID (md) による処 理 Multiple Device ド ライバ (md) は、現 在 、主 要 な Linux ディスト リビューションすべてに含 まれている標 準 の Linux Software RAID 製 品 です。Linux Software RAID を使 用 すると、複 数 の物 理 ディスクやディスクパーティションをグ ループ化 して、仮 想 デバイスを構 成 できます。仮 想 デバイスは、標 準 のブロックデバイスとしてアクセスできます。 そのため、ブロックデバイスを直 接 扱 うことのできるファイルシステムや任 意 のアプリケーションによって使 用 できま す。 Software RAID は、主 に、ハード ウェア RAID (またはスト レージレプリケーション) が現 実 的 ではないか、実 現 不 可 能 である場 合 にデータの冗 長 性 を提 供 します。次 の図 は、Software RAID エンティティ間 の関 係 を示 してい ます。ファイルシステムまたはアプリケーションは、仮 想 デバイスを使 用 します。仮 想 デバイスは、1 つ以 上 の物 理 ディスクパーティションまたはディスクの集 合 です。 SteelEye Protection Suite for Linux v8.1.2 管 理 ガイド Page 5 Software RAID (md) による処 理 Figure 1: 図 1: Software RAID エンティティ間 の関 係 下 の図 2 において、書 き込 みは、シングルパスミラー内 の両 方 のアレイに書 き込 まれます。これは、高 価 なスト レージレプリケーションの代 替 となる MD の第 一 の機 能 です。 SteelEye Protection Suite for Linux v8.1.2 管 理 ガイド Page 6 LifeKeeper for Linux Software RAID (md) Recovery Kit 図 2 : シングルパスの MD の設 定 LifeKeeper for Linux Software RAID (md) Recovery Kit LifeKeeper Software RAID (md) Recovery Kit は、その他 の LifeKeeper リカバリキット が Linux Software RAID 仮 想 デバイスと正 常 に連 携 するために必 要 なサポート を提 供 します。このサポート を実 現 するために、Software RAID Recovery Kit は、2 つの新 しいリソースタイプ、md および mdComponent をインスト ールします。これらは、 仮 想 デバイスと、仮 想 デバイス内 に設 定 された各 パーティションまたはディスクに対 応 しています。md と mdComponent リソースは、LifeKeeper リソースを動 作 できるようにするという、内 部 的 な目 的 のためのみに存 在 しています。 mdComponent リソースを使 用 すると、Software RAID Recovery Kit は、仮 想 デバイス内 の各 個 別 コンポーネン ト の状 態 を提 示 できます。 SteelEye Protection Suite for Linux v8.1.2 管 理 ガイド Page 7 Software RAID Recovery Kit の注 意 事 項 と制 約 事 項 ISP - コンポーネント は、仮 想 デバイス内 で正 しく設 定 されており、正 常 に動 作 しています。 ISU - コンポーネント はスペアデバイスです。デバイスが仮 想 デバイスにホット 追 加 された場 合 、デバイスが リスト ア中 にもスペアとして反 応 することに注 意 してください。 OSU - コンポーネント は、仮 想 デバイス内 に設 定 されていません。これは、コンポーネント が仮 想 デバイス から削 除 された場 合 に発 生 することがあります。仮 想 デバイスに障 害 の発 生 したコンポーネント があり、 設 定 解 除 (停 止 ) し、再 設 定 (アセンブル) すると、その障 害 の発 生 したコンポーネント は、設 定 済 みのデ バイスとしては表 示 されません。つまり、障 害 が発 生 したデバイスとして表 示 されるのではなく、未 設 定 の デバイスとして表 示 されます。 OSF - コンポーネント に障 害 が発 生 しています。注 記 : この状 態 でメール通 知 を受 け取 る場 合 、lk_ confignotifyalias(8) を使 用 してこのオプションを有 効 にします。 図 1: Software RAID エンティティ間 の関 係 に示 すように、仮 想 デバイス md0 は、2 つのディスクパーティショ ン、sda1 と c1d0p1 で構 成 されています。これは、RAID-1 ミラーまたは RAID-0 スト ライプト アレイを反 映 していま す。仮 想 デバイスを含 む一 般 的 な LifeKeeper 階 層 は、概 要 に示 す関 係 性 によく似 ています。図 4: 実 際 の LifeKeeper 階 層 の例 については、 LifeKeeper Software RAID 階 層 の作 成 と管 理 セクションの 「Software RAID リソースを含 む LifeKeeper 階 層 」を参 照 してください。 Software RAID Recovery Kit は、mdadm パッケージで提 供 される mdadm(8) コマンド を使 用 して、LifeKeeper 階 層 内 の仮 想 デバイスリソースを管 理 します。仮 想 デバイスは、フェイルオーバやスイッチオーバ動 作 中 に階 層 が in-service になったときに設 定 (またはアセンブル) され、階 層 が out-of-service のときは設 定 解 除 (または停 止 ) されます。 Software RAID Recovery Kit の注 意 事 項 と制 約 事 項 以 下 の注 意 事 項 と制 約 事 項 は、本 バージョンの Software RAID Recovery Kit に適 用 されます。 起 動 中 の仮 想 デバイスのアクティベート 共 有 スト レージ上 の仮 想 デバイスは、システムの起 動 中 にアクティベート してはなりません。 パーシステント スーパーブロック 全 ての仮 想 デバイスは、パーシステント スーパーブロックで構 成 する必 要 があります。このスーパーブロックの長 さは 4K で、デバイスの終 端 から 64K 以 上 128K 未 満 で開 始 する 64K で整 列 されたブロックとして書 き込 まれます。 この空 間 は、アプリケーションで使 用 することができないため、仮 想 デバイスのプランニング時 に考 慮 する必 要 が あります。注 記 : MD は、「内 部 」機 能 を使 用 してビット マップで設 定 できるようになりました。これにより、既 に必 須 であるスーパーブロック内 にビット マップが作 成 されるため、追 加 の空 間 、追 加 の LUN、または追 加 のファイル システムは必 要 ありません。ビット マップは階 層 に表 示 されることなく、単 に「自 動 的 に」使 用 されます。詳 細 につ いては、ド キュメンテーションとリファレンスセクションに記 載 されている、mdadm(8) と md(4) のマニュアルページを参 照 してください。 HOMEHOST 新 しいバージョンの mdadm に搭 載 されている HOMEHOST 機 能 は、LifeKeeper ではサポート されていません。 ミラーが HOMEHOST セット を使 用 して設 定 されている場 合 、LifeKeeper はリソースの作 成 時 にエラーとなりま す。 SteelEye Protection Suite for Linux v8.1.2 管 理 ガイド Page 8 Homehost セット を使 用 せずに MD デバイスを再 作 成 する 図 3: ファイルシステム階 層 作 成 のエラー 図 3: ファイルシステム階 層 作 成 のエラーに示 すように、次 のメッセージ が表 示 されます。 「The MD device "/dev/md5" is configured with the unsupported "homehost" setting.」 「Recreate the MD device without homehost set.」 図 3: ファイルシステム階 層 作 成 のエラー Homehost セット を使 用 せずに MD デバイスを再 作 成 する MD デバイスを再 作 成 するには、「--homehost=''」の設 定 を次 のように使 用 する必 要 があります。 mdadm --create /dev/md5 --level=1 --raid-devices=2 /dev/sde1 /dev/sdf1 --homehost='' RAID レベルのサポート サポート される RAID レベルは、リニア、RAID 0 (スト ライピング)、RAID 1 (ミラーリング)、RAID 10 (スト ライプト ミ ラー) です。 スペアのサポート スペアコンポーネント は、特 定 の仮 想 デバイスの要 素 としてサポート されています。「spare-group」はサポート され ていません。 Raw I/O および全 ディスクのサポート 概 要 概 要 は、ファイルシステム配 下 にある仮 想 デバイスを示 しています。Software RAID Recovery Kit を LifeKeeper Raw I/O Recovery Kit と組 み合 わせて使 用 した場 合 、仮 想 デバイスへの raw アクセスをサポート 可 能 であることは重 要 です。このとき、1 つ以 上 のディスクパーティション (例 : /dev/sdc1) ではなく、1 つ以 上 の全 ディ スク (例 : /dev/sdc) で構 成 される仮 想 デバイスを管 理 できます。 仮 想 デバイスのパーティショニング Linux Software RAID は、仮 想 デバイスの直 接 パーティショニングをサポート していません。個 人 によって、パーテ ィショニングのサポート を追 加 する試 みがいくつかなされましたが、md ド ライバの管 理 人 はこれを許 可 しませんで した。直 接 パーティショニングの代 わりに、上 述 のド キュメンテーションとリファレンスのSoftware RAID HowTo セク ションでは、LVM の使 用 を推 奨 しています。図 6: Software RAID リソースを含 む LifeKeeper 階 層 は、LVM を 使 用 した階 層 を示 しています。 MD_ASSEMBLE_OPTIONS 本 バージョンの Software RAID Recovery Kit では、パラメータ “--run” は、ラーをアセンブル (開 始 ) するために使 用 する mdadm コマンド から除 外 されています。このパラメータは、mdadm がコンポーネント の状 態 を把 握 できな い一 部 のエラー状 況 において必 要 になります。この不 確 かさにより、データが壊 れる可 能 性 があるため、デフォル SteelEye Protection Suite for Linux v8.1.2 管 理 ガイド Page 9 MD_ASSEMBLE_OPTIONS ト では、このパラメータはもう使 用 されません。in service の強 制 ミラーが試 行 される前 は、エラーは次 のように表 示 されます。 Tue Apr 27 11:46:02 EDT 2010 restore:BEGIN restore of "md23051" on server "shrek.sc.steeleye.com" Tue Apr 27 11:46:06 EDT 2010 restore: start: mdadm: failed to add /dev/sdc1 to /dev/md1:Invalid argument mdadm:/dev/md1 assembled from 0 drives - not enough to start the array 推 奨 はしませんが、このパラメータは、MD_ASSEMBLE_OPTIONS=--run のように LifeKeeper のデフォルト に追 加 することで使 用 できます (これで、アセンブル時 に毎 回 使 用 されるようになります)。 その代 わりに、クラスタ内 の ログを確 認 して最 も良 いデータを持 つコンポーネント /レッグを特 定 し、mdadm を使 用 して手 動 でミラーをアセンブ ルすることを推 奨 します。 注 記 : 一 部 のシステム (RHEL 6 を実 行 しているシステムなど) では、起 動 時 に自 動 的 にミラーを開 始 する設 定 ファイル (/etc/mdadm.conf) に AUTO エント リがあります (例 :AUTO +imsm +1.x –all)。LifeKeeper では、ミラーを 自 動 的 に開 始 しないようにする必 要 があるので、このエント リを編 集 し、起 動 時 に自 動 的 に開 始 しないように 指 定 する必 要 があります。前 の例 (AUTO +imsm +1.x –all) は、imsm メタデータおよび 1.x メタデータから他 のす べてを除 いたものを使 用 して作 成 したミラーを自 動 的 に開 始 するようにシステムに指 示 しています。このエント リ を「AUTO -all」に変 更 し、あらゆるもの「マイナス」すべてを自 動 的 に開 始 するように (つまり、何 も自 動 的 に開 始 されないように) システムに通 知 する必 要 があります。重 要 :クリティカルなシステムリソース (root など) が MD を使 用 している場 合 、それらのミラーが他 の方 法 で開 始 され、LifeKeeper で保 護 されているミラーは開 始 されないこ とを確 認 してください。 SteelEye Protection Suite for Linux v8.1.2 管 理 ガイド Page 10 Chapter 4: ベスト プラクティス ターミナルリソース ミラーのすべてのコンポーネント に障 害 が発 生 したときに見 られる障 害 を回 避 するため、ターミナルリソース (また はインスタンスもしくはリーフノード ) を作 成 することを推 奨 します。このターミナルリソースは、ミラーのすべてのコン ポーネント (レッグ) を単 一 点 に接 続 するために使 用 される「gen app」リソースです。このターミナルインスタンスは、 いくつかの理 由 で役 立 ちます。 l l l すべてのコンポーネント を 1 つずつ選 択 する代 わりに、階 層 全 体 を out of service にする単 一 点 が提 供 さ れます。 これは、あるノード 上 では階 層 の一 部 がアクティブで、別 のノード 上 ではまた一 部 がアクティブであるとい う、混 乱 した過 渡 状 況 の発 生 を防 止 します。これは、階 層 をサーバ間 で移 動 する際 に特 に見 られま す。移 動 が完 了 すると、すべてのリソースが同 じサーバ上 に置 かれますが、LifeKeeper がすべてを移 動 し ている最 中 は、表 示 がおかしくなることがあります。 LifeKeeper はリソースをシステム間 で迅 速 に移 動 しようとしているにもかかわらず (すべてのパスの障 害 )、 クラスタ障 害 によってリソースの起 動 処 理 が遅 い場 合 のエラー状 況 を防 ぎます。これにより、LifeKeeper は、1 つのノード を out of service にしてそのコンポーネント を in service にしてから、次 のコンポーネント を out of service にしてそのコンポーネント を in service にするといったやり方 ではなく、すべてのリソースを一 度 に out of service にします。 ターミナルリソースは、[Create Resource Hierarchy] オプションで作 成 します。表 示 される [Create Resource Wizard] で、[Recovery Kit] リスト から [Generic Application] を選 択 します。 ターミナルリソースの作 成 方 法 については、Generic Application リソース階 層 の作 成 を参 照 してください。 MD デバイス番 号 MD デバイスをクラスタ内 のノード 上 に設 定 する場 合 、MD デバイスを LifeKeeper で使 用 または制 御 しない場 合 でも、クラスタ内 で一 意 の MD 番 号 を使 用 してください。 すべての MD デバイスの In Service 化 クラスタ内 に NetRAID リソースを作 成 するとき、クラスタ内 に設 定 されたすべての MD デバイスを NetRAID デバ イスが設 定 されたノード 上 で in-service にする必 要 があります。これにより、NetRAID が既 存 の MD デバイスと 重 複 しない MD 番 号 を使 用 できます。この作 業 を行 わない場 合 、MD kit は、次 の in-service 動 作 で重 複 する MD リソースに使 用 される番 号 を並 び替 えます。 SteelEye Protection Suite for Linux v8.1.2 管 理 ガイド Page 11 Chapter 5: ト ラブルシューティング エラーメッセージ このセクションでは、SPS Software RAID Recovery Kit の使 用 中 に表 示 される可 能 性 のあるメッセージの一 覧 を示 します。必 要 に応 じて、エラーの原 因 およびエラー状 態 を解 消 するために必 要 な処 置 についても説 明 して います。 Software RAID Recovery Kit は、階 層 の作 成 および拡 張 時 に他 の SPS コンポーネント を利 用 するため、それ らの他 のコンポーネント によるメッセージが表 示 されることもあります。その場 合 、メッセージカタログ (テクニカルド キ ュメンテーション Web サイト の「エラーコード の検 索 」内 ) を参 照 してください。メッセージカタログでは、操 作 、管 理 、GUI など、SteelEye Protection Suite for Linux を使 用 しているときに表 示 される可 能 性 がある、すべてのエ ラーコード の一 覧 を示 します。また、エラーコード の原 因 に関 する追 加 の説 明 や、問 題 解 決 のために必 要 な処 置 についても、必 要 に応 じて記 載 します。この一 覧 から、受 信 したエラーコード を検 索 できます。また、該 当 する SPS コンポーネント の個 別 のメッセージカタログに直 接 アクセスすることもできます。 Software RAID Recovery Kit のエラーメッセージ エラー番 号 117000 117001 117002 117003 117004 117005 エラーメッセージ resource type is not installed on 処 置 : MD Recovery Kit を特 定 されたシステムにインスト ールしてください。 This script must be executed on Failed to create hierarchy Failed to create dependency - on machine LifeKeeper internal ID already in use constructor requires a valid argument SteelEye Protection Suite for Linux v8.1.2 管 理 ガイド Page 13